表現の自由と公人
こんな記事を読みました。
言論弾圧を愉しむマスコミとはてな村民(kentultra1の日記)
政治的な問題が強く関連していることについては公務員は言論統制されているのが日本の常識です。
正当化の根拠として、公務員の独立性、政治的中立性なんて言葉があります。
有名な事件としては猿払事件というものがあります。
公的な立場の人間は言いたいことも言えないこんな世の中じゃPoison!!ということなんですね。
まず、僕なりの批判。「あなたの立場でそんなことやったら更迭されるであろう事はわかっていたはずでしょ」というもの。
なんで更迭されないといけないのか、については上記の通りです。(ちなみに「猿払事件判決」についてはとても批判が強いです。)
ただ、少なくともそういう措置を受けるであろうことは普通に生活していれば予見できるにもかかわらず、そんな事をしてしまったことに対する「愚かだね・・・」という批判。
いや、むしろ確信犯かもしれないですが。
あの立場でああいう事をすれば必ずと言っていいほど問題になる。
そうすれば自分の意見が世間に知れ渡る、ということです。
確かに、僕がどれだけ自分のいいたいことをココで叫ぼうが何万人という方に読んでもらえるわけではありません。
そうやって自分の意見を普及させた上に、最悪でも退職金6000万円が入ってくるのですからウハウハです。
そもそも政府の見解と意見が違っていたのですからそういう点では職に未練もないかもしれません。
考えすぎでしょうか。
さて、kentultra1さんが書いていらっしゃる点について、思想そのものの批判についてです。
それは日本人の「太平洋戦争観」に起因するものではないでしょうか。
日本人は憲法改正という言葉を聞くとまず「9条問題」を思い浮かべます。
そして、あたかも自衛隊が軍隊になったら戦争が起こるような意見が出ます。
教育によって日本人はそう思うように矯正されています。
いや、正確に言うと戦後教育の裏の側面がそのような形で表出している、というべきでしょうか。
つまり、日本人は軍隊恐怖症なのです。
そうすると国防(自衛隊)の人間が戦争についてちょっとでも肯定的に捉えられるようなことを言えば、過剰に反応してしまうのでしょう。
そうしたらもう「表現の自由」なんてあったもんじゃない。「危ない!!コワい!!」ですからね。
緊急避難的心理状況というか、パブロフの犬的心理状況というか。
ただ、そろそろそうやって戦争から目をそらして「悪い!悪い!」と言うのはやめなくてはいけないと思います。
kentultra1さんの「公正な歴史観を求める姿勢を持っているなら、意見の異なる者についても公正な判断を行えるよう、自覚的にあるべきだろう。」に尽きるのではないでしょうか。
締めの言葉を自分の締めの言葉に引用してしまうのはあまりにも失礼でしょうかw
ということで、
最初に戻るけど、本当に計画的に為されたものだとしたらカッコいいですよねー。絶対ラノベ読みすぎですよねー。(締め!)