2008-01-01から1年間の記事一覧

裁判員候補暴露について簡単に・・・

巷では裁判員候補に選ばれた人がブログで発表してしまうという事態が起こっているらしい。法律で禁止されているにも関わらずそのような犯罪が起こってしまうのはなんでだろうか、1分くらい考えてみた。 多分、自分が裁判員候補者であることを公表することか…

過失認定と結果回避可能性

杏林大学病院で、医師が男の子の喉に刺さっていた割り箸に気づかなかった、という事件がありました。 刑事裁判では「過失はあるけど、気づいたとしても助からなかったので無罪」という判決を下しました。(一審)「えっ、過失があるのなら業務上過失致死罪じ…

The Whoのライブに行ってきた!

70年代ロック、モッズの象徴ともいえるThe Whoの初来日ライブに行ってきた。 全盛期に一度も来日しなかったバンド。そんなバンドがようやく来日すると言われれば、いくら歳をとっていたとしても行かないわけにはいかない。ドラムのキース・ムーン、ベースの…

表現の自由と公人

こんな記事を読みました。 言論弾圧を愉しむマスコミとはてな村民(kentultra1の日記) 政治的な問題が強く関連していることについては公務員は言論統制されているのが日本の常識です。 正当化の根拠として、公務員の独立性、政治的中立性なんて言葉がありま…

取調べ録画のコワいところ

「相棒」の再放送で裁判員制度について触れている回をやっていた。裁判員の方々が「被告人=犯人」と決めつけて評議している、という演出はかなり興味深かった。「疑わしきは被告人の利益」が危険に晒される可能性が高いですね。まぁ、従来の裁判制度だって…

ホームページを作ってみようかと・・・

ふとホームページ作ろうと思った。 以前も一度挑戦してみたのだが、HTMLとサーバにフルボッコ状態。 メモ帳になんやら意味不明な文字列を残し、僕のホームページ計画は幕を閉じた。 じゃあなんでまた? プラモデルが作りたくなったから。 骨組み作って、こう…

「法律の穴」に対する誤解

法律には穴がある。 こんな言葉をたまに聞きます。 結論から言えば、穴はあります。 でもそれは法律を勉強していない人にはとてもわかりにくい穴ですので、安易に抜けようとしない方が良いです。 どういうことかと言うと・・・ つまり、「法律に書いてない」…

小女子と実行行為

kentultra1の日記http://d.hatena.ne.jp/kentultra1/20080929/1222719625さんのブログを読ませていただいた。 ちょっと反省したので再考。 被告人(いや、もう犯人か)は確かに刑法上の威力業務妨害罪の構成要件に該当する行為をしている。 冗談とはいえ、不…

裁判の方式について

最近友人から法律の相談を受けることが何度かありました。 そこで思ったこと、みんな裁判の方式について知らないのです。 損害賠償と罰金と懲役がゴチャゴチャなんです。 モチロン知らなくて当たり前といえば当たり前、知ってる方が変なんでしょうが、知って…

絶対可憐!だから負けない!

こんな数式を見た。(a2、b2はともに〜の二乗を表す) a=b a2=ab a2-b2=ab-b2 (a+b)(a-b)=b(a-b) a+b=b 2b=b 2=1明らかに矛盾してる。 だからこれはどこかに矛盾点があるに違いない。 僕なりに考えてみた。 これって4段目に矛盾点があるような気がする。 (a-…

部屋と落書きとわたし。

壁の落書き問題についてなんかTVでやっていたので、酒の肴に見ていた。 壁の落書きで困っている人たちがいるんだとさ。 落書き消すには金(or労力)がかかる、そしてちょっと残る。 ちょっと残るってのはとても残念ですよね。 被害者の方々は 「犯罪なんだか…

大人の階段は何段?

民法上の成人年齢を20歳から18歳に引き下げるという案について反対が約80%とな。 反対の主な理由 「経済的に依存している」 「法的な考え方が身についていない」(反対解釈による) 「消費者問題、金融に関する知識がない」(これも反対解釈による) なん…

ナメられてるねぇ・・・。

日本のお話です。 国民主権という言葉があります。 簡単に言えば、主権が国民にあるってことです。 わかりやすく言えば国民で国家を作っていきましょう、維持していきましょう、という意味です。 それを純粋に貫くと、国の動きは国民全員で決めていくことに…

「〜が自殺を助長する」

森山直太郎の「生きていることが辛いなら」という曲が自殺を助長するという批判があったらしい。 あんたバカぁ!?助長しません! とにかくツッコミどころが多すぎて困ったなぁ・・・。 えーと、自殺する人はこの曲を聴こうが聴くまいが自殺するし、しない人…

婚姻規定と貞操義務

ここ何年かで話題に上がったりしている、いわゆる離婚後300日問題。wikipedia:離婚後300日問題 そして再婚禁止期間(民法733条)の問題。 も一つ嫡出推定(民法772条)。 全て親子関係を規定する条文だ。 現代の技術ならDNA鑑定するなりで誰の子どもかなんて…

人に「見せる」職業と共通点

山寺宏一のトークをニコニコ動画で見て一つ思った。 山寺さんは声優業、トーク業、俳優業、となんでもできるなぁって。 この三つの仕事って結構違う能力が必要であると認識している。 声優というのは、「声」のみで演出しなくてはいけない。 やってみればわ…

究極のプレイ動画

先日あるきっかけで東方のリプレイ動画を見たのだが(@ニコニコ動画)、ちょっとした感銘を受けてしまったのでここに記すとしよう。 その人の動画はpeercast使って自分で実況しながらプレイしたものを誰かがうpしたものである。 特にテクニックが恐ろしい…

轢き逃げと殺人

轢き逃げが殺人罪になることがあるんです。 何年か前だったが、車で轢いた人がそのまま被害者を森まで連れて行って遺棄した事件。 あれはまさに殺人罪に該当しうる事件ですね。 刑法上の殺人には、積極的に人を殺めるものと消極的に殺めるものの二種類が想定…

殺人の動機とハードボイルドワンダーランド

保険金殺人。 強盗殺人。 介護疲れの殺人。 秋葉原の事件。 中三少女の父親殺害。 社会は上三つと下二つを区別したがるようだ。 上の三つ(以下甲)に関しては「動機」が社会において「市民権」を得ているとでも言おうか。 そう、いわゆる「わかりやすい」事…

名誉毀損とマスコミ

植草元教授が名誉を毀損されたとして講談社に損害賠償が命じられたらしい。 今日はこの名誉毀損について考えてみた。 名誉毀損というのは刑法上の名前で、民法で言うと不法行為(民709条、710条)にあたるものである。まぁ一まとめにして論じよう。 まず見て…

The Man Who Sold The World

David Bowieの2nd Albumである「世界を売った男」。 一言で言ってしまえば、狂っている作品。 何が狂っているかといえば、メロディー、歌詞、そしてボウイの声や歌い方が狂っているのだ。 要するに不快である。 とてもまともな精神状態で聴いてはいられなく…

Live at Leeds -Deluxe Edition

The Whoのライブアルバムの中でも間違いなく上位に食い込むであろうハイクオリティーな一枚。 収録曲もThe Whoの有名どころを大体網羅しているだろう。 ロックオペラ「Tommy」も新たに加えられたのも嬉しい。 My Generationから続くPete Townshendのギターソ…

ヒゲと人権

郵便事業会社の人事評価で、ヒゲを生やした職員が不利益な扱いを受けているらしい。 ヒゲを生やす自由は、自己決定権として憲法で保障されていると解するのが一般的である。 よって、ヒゲを生やす自由を制約するにはそれなりの理由がないといけないだろう、…

U.N.オーウェンは彼女なのか

果たしてカテゴリーを「音楽」にして良いものかわからないが・・・。 車を運転しながら紅魔郷のサウンドトラックを聴いていて思ったことなのだが、「U.N.オーエンは彼女なのか?」の気の狂いかたは筆舌に尽くしがたい。 最初から流して聴くとよくわかる。 紅…

旅と落書き

フィレンツェの大聖堂に落書きをした事件について、幾人かのコメンテータが 「歴史的建造物に落書きするなんて言語道断だ!」 おいうようなことを言っていた。 私はとても違和感を覚えるのである。 確かに、冷静に考えればそのようなことをすることがいけな…

死刑執行。

こんな意見を耳にした。 「死刑囚の反省を待たずして死刑執行することはどうなのだろうか?」 要するに、遺族が納得するか、社会が納得するか、ということへの疑問なのだろう。 笑ってしまう。 死刑が是か非か、という問題についてはおいておくとして、そも…

ヤミ金融事件と賠償請求。

ヤミ金からお金を借りた人は場合によっては借りた金も返さなくていいらしい。 「借りといて返さないなんてズルい」なんて思ってはいけない。 今回の事件では利息が年数百〜数千%という、なんともおかしな金貸しである。 お金がない人間の弱みに付け込んで高…

婚外子国籍訴訟最高裁判決について考える。

母親が外国人であり、両親が婚姻関係にある場合、父(日本人)の認知があるときは子は日本国籍を取得できる一方、婚姻関係のない場合に父(日本人)が認知しても子は日本国籍を取得できないという国籍法第3条1項の規定が憲法14条1項の「平等原則」に反するか…

善い事と悪い事

罪と罰 (手塚治虫漫画全集)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1977/06/13メディア: コミック クリック: 24回この商品を含むブログ (20件) を見る手塚治虫の「罪と罰」を読んだ。 かなり端折られていた。 仕方ないとは思うが。 というか端折らな…

滝本晃司のライブに行ってきた

昨日、滝本晃司(「たま」のベースの人)のライブへ行ってきた。 知っている曲といえば、たま時代のものくらいしかなかったが、思えば私の幼少時代の音楽観はクラシックと彼のメロディーで培われたといっても過言ではない。 初めて聴くにもかかわらず、これ…